レーザーは歯科治療の新しい方法として注目されています!
痛みのない歯の治療は皆の望みです。無痛で治療することは、歯科の課題として研究に研究を重ねられてきました。そこで、痛くない歯科治療の最新のトレンドとして、レーザー治療についてご紹介しましょう。
ただレーザーといっても数種類あり、治療内容に適したレーザーを使い分けしないと、最良の結果は導かれません。現在歯科治療には大きく分類して4種類のレーザーが使用されています。
単一のレーザーを使用している歯科医院もあれば、治療内容によって、きちんと使い分けをしている医院もあります。
一般の患者さんにはレーザー治療の詳細はまだまだ認知されていませんが、それでも「こちらはどのようなレーザーですか?」という質問がたまに聞かれるようになっているそうです。
患者さんにも、レーザーのことをほんの少し勉強していただくと、もっとレーザー治療が身近に感じられ、気軽に受けていただけると思います。
大切な歯をできるだけ残すためにも、歯の治療による不快感をなくすためにも、レーザーについて、正しい知識をもち、積極的にレーザー治療を希望してみてください。
治療目的にあわせて使用するレーザーは違います。
虫歯治療に使えるのは「Er:YAGレーザー」だけ!
日ごろより出来るだけ痛みがなく、大切な歯を一本でも多く残す治療を行っております。そこで更なるスキルアップのためエルビウムヤグレーザーを導入致しました。
エルビウムヤグレーザーには、いろいろなレーザーの中でも極めて水への吸収が高いため発熱が少なく、表面で反応するので安全性が高く痛みと振動が少ない人に優しいレーザーです。
レーザー治療は、ほとんどの治療が無麻酔(麻酔無し)でできるほど、痛みを最小限に抑えられます。
麻酔注射による痛みや不快な思い、恐怖を感じることがないだけでなく、菌を除去する効果があり、処置後の早い治癒も期待できます。
従来のレーザーは痛みが出たという声も聞かれましたが、レーザーから発生する熱に原因がありました。しかし、Er:YAGレーザーは先端から水をスプレー状に噴きつけて患部を冷却しながら治療していくので、痛みが少ないといわれています。
さらにレーザーは麻酔効果もあるといわれています。
Er:YAGレーザーは、生体の持っている水分に反応し、水分にレーザーが当たると一瞬に蒸発していきます。そのため、痛みを感じることなく素早く治療することができます。
音も振動もきわめて少ない治療方法です!
「ガリガリ」と振動しながら歯を削る音は、誰でも敬遠してしまいますね。治療がおわってからも、不快な気分が続くこともよくあります。
「痛み」は歯の治療からは逃れられないのでしょうか?
今までは歯をドリルなどで物理的・器械的に削っていたので、不快な振動などは必ずともないましたが、Er:YAGレーザーによる治療は、レーザー光で組織を蒸発していくので基本的には振動はありません。
ドリルが回転するあの「キーン」や「ガリガリ」と歯を削る振動音もなく、ストレスの少ない治療が受けられます。
注射麻酔で痛いのは、針が刺さる時と、麻酔液が注入される時です。
いくら細い注射針を使用しても、普通に刺しますと当然ながら痛みが伴います。
当院長は、患者様に痛みを感じないよう、一番細い注射針を使用し、ゆっくりと同じスピード、同じ圧の掛け方、また針を「刺す」というよりは「針を押し当てて」いく手技をマスターしております。
無痛麻酔は、まずはその細やかな技術が必要不可欠と思い、昔より研鑚を積んでおります。
当院のアンケートでは80%の患者さまが「全然痛くなかった」「いつ注射されたかわからなかった」とお答えくださっています。
手間を惜しまぬ努力と最新の機材、そして技術の結晶です。まず、表面麻酔の塗布を確実にする。
この時点で十分に麻酔を効かせることが成功の第一歩です。
患者さまに合った麻酔剤も重要です。
刺激を最小限に抑えます。
通常15秒程度で注射しますが、1分以上の時間をかけることで刺激を感じさせません。