歯周病と認知症の関係 - スタッフブログ

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2019/04/08
歯周病と認知症の関係

院長の小川です。

先日、朝のテレビで歯周病になると認知症になる、と放送されていました。 
残念ながら診療時間と重なっていましたので冒頭のショッキングな所しか見ることが出来ませんでした。
そこで、調べてみました。誰もが認知症になりたくないと思います。
アルツハイマー型認知症は、アミロイドβといった特殊なタンパク質が脳内に蓄積し、

正常な神経細胞を変化させるとことで、脳の働きを低下させたり、萎縮を進行させたりする脳疾患です。

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歯周病の原因菌は全身の様々な病気に関わっており、

アルツハイマー病の患者さんの中で歯周病のある人の認知機能の衰えが激しいと報告されたそうです。
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歯周病の原因菌のひとつが「ポルフィロモナス・ジンジバリス」です。
この菌は、「ジンジパイン」という物質を作りタンパク質を分解する働きがあることが分かり、身体に悪影響を与えます。
研究の結果、アルツハイマー病の患者さんは、健常者よりもジンジパインが多い事がわかりました。
この結果、アルツハイマー型認知症の脳では、歯周病菌のひとつであるジンジバリス菌の働きによって、

神経細胞の働きが損なわれている可能性が示唆されたそうです。
お分かりになりましたでしょうか?

お口の中には何百種類の細菌が住んでいます。
的確な歯ブラシが出来なかったことにより様々な病気を 引き起こす恐れがありますので、

歯ブラシがしっかり出来ているか確かめる意味でも定期検診をおすすめします。
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