フッ素ってどんな効果があるの? - スタッフブログ

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2019/06/10
フッ素ってどんな効果があるの?

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院長の小川です。前回もフッ素について書かせていただきましたが、

今回は、フッ素の作用と効果的な使用方法についてご紹介します。

フッ素には、虫歯予防に欠かせない効果があります。

フッ素には、むし歯予防の3つの作用があります。

    1.  再石灰化の促進:歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します

    2.  歯質強化:歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします  

    3,   細菌の酸産生抑制:歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいるむし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。

フッ素配合歯磨剤の使用方法については、

フッ素配合歯みがき剤の年齢別使用方法目安

年齢

使用量

歯みがき剤の
フッ素濃度

洗口その他の注意事項

6ヶ月(歯の萌出)
~2歳

切った爪程度の少量

500~1,000ppm

仕上げみがき時に保護者が行う。

3~5歳

5mm以下

500~1,000ppm

就寝前が効果的。
歯みがき後5~10mlの水で1回程度洗口。

6~14歳

1cm程度

1,000ppm

就寝前が効果的。
歯みがき後10~15mlの水で1回程度洗口。

15歳以上~成人

1~2cm程度

1,000~1,500ppm

同上

※フッ素濃度1,000~1,500ppmの歯みがき剤は6歳未満の子どもには使用を控えましょう。

効果的に使用するには( ^ω^)・・・

1.年齢に応じた量の歯磨剤をつける

2.歯磨剤を歯面全体に広げる

3,2~3分間泡立ちを保つように磨く

4.歯磨剤を吐き出す

5.少量(5~15㎖)の水で1度だけうがいをする

6.1~2時間は飲食をしない

しかし、フッ素を使用していれば虫歯にならないわけではありません!

プラークは、虫歯の大きな原因です。プラークを落とす意識をして、歯磨きをしましょう。

間食の回数が多くなるとお口の中が酸性になる時間が長くなり、脱灰が進行しますので注意しましょう。

定期的に歯科に受診し、虫歯の早期発見・治療・予防のクリーニングをしましょう。

スタッフ一同、お待ち申し上げます。

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