院長の小川です。前回もフッ素について書かせていただきましたが、
今回は、フッ素の作用と効果的な使用方法についてご紹介します。
フッ素には、虫歯予防に欠かせない効果があります。
フッ素には、むし歯予防の3つの作用があります。
1. 再石灰化の促進:歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します
2. 歯質強化:歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします
3, 細菌の酸産生抑制:歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいるむし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。
フッ素配合歯磨剤の使用方法については、
フッ素配合歯みがき剤の年齢別使用方法目安 |
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年齢 |
使用量 |
歯みがき剤の |
洗口その他の注意事項 |
6ヶ月(歯の萌出) |
切った爪程度の少量 |
500~1,000ppm |
仕上げみがき時に保護者が行う。 |
3~5歳 |
5mm以下 |
500~1,000ppm |
就寝前が効果的。 |
6~14歳 |
1cm程度 |
1,000ppm |
就寝前が効果的。 |
15歳以上~成人 |
1~2cm程度 |
1,000~1,500ppm |
同上 |
※フッ素濃度1,000~1,500ppmの歯みがき剤は6歳未満の子どもには使用を控えましょう。
効果的に使用するには( ^ω^)・・・
1.年齢に応じた量の歯磨剤をつける
2.歯磨剤を歯面全体に広げる
3,2~3分間泡立ちを保つように磨く
4.歯磨剤を吐き出す
5.少量(5~15㎖)の水で1度だけうがいをする
6.1~2時間は飲食をしない
しかし、フッ素を使用していれば虫歯にならないわけではありません!
プラークは、虫歯の大きな原因です。プラークを落とす意識をして、歯磨きをしましょう。
間食の回数が多くなるとお口の中が酸性になる時間が長くなり、脱灰が進行しますので注意しましょう。
定期的に歯科に受診し、虫歯の早期発見・治療・予防のクリーニングをしましょう。
スタッフ一同、お待ち申し上げます。