あごのコリ - スタッフブログ

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2019/09/09
あごのコリ

 院長の小川です。
 今回は、あごの悩みについてお話します。
 
食べる、しゃべる、笑う・・・。生きるために欠かせないこれらの動作のため、
私たちは毎日2000回以上「あご」を動かしている。
実は、そんなあごに悩みを持っている人が意外に多いことが分かってきた。
平成28年に厚生労働省が行った実態調査では「あごの関節が痛い」「口が開きにくい」「音がして不快」「笑顔が作れない」といったあごのトラブルを抱える人の数は、全国で1900万人に及ぶと判明!
中には症状が悪化し、うつになったり食欲不振で拒食状態になる人までいることが分かった。
なぜ、これほど多くの人があごに不調を訴えるのか?
その原因は、これまでは主に食習慣の変化などからくる「噛み合わせの不具合」だと考えられてきた。
そんな中、昨年秋に国内初の「治療ガイドライン」が完成!
あごの不調の真の原因は、肩こりや腰痛と同じ、筋肉の過緊張状態="あごこり"にあり、
単セルフケアでも症状を大幅に改善できる、とされたのだ!
ケアのポイントは、あごの筋肉をほぐすためのストレッチとマッサージが大切です。
 
顎関節症の正体は"あごこり"!?
 
口が開きにくい、口を開けるときに痛む、あごの関節から音がする・・・。
全国1900万人以上が悩んでいると推定される、あごのトラブル「顎関節症(がくかんせつしょう)」。
その正体は、あごの筋肉の「こり」だった!?
あごには、下あごの骨を上下に動かすための様々な筋肉が備わっています。
それらの筋肉が、パソコンやスマホに代表される集中作業やストレスによる「かみしめ癖」によって、徐々に凝り固まることで、口が開きにくくなったり、筋肉に痛みを生じたりするのです。
さらに、筋肉の異常な動きは、関節の間にあるクッション(関節円板)のズレまで引き起こし、
関節自体にも痛みや音を生じさせるといいます。
あごこりセルフチェック法
口の開きにくさ(開口障害)の目安として用いられているのが、
「口が縦に35~40mm以上開くか」です。35~40mmとは、「指を縦にして(第2関節まで)3本程度」に相当します。
指の太さには個人差がありますので、あくまでも「目安」ですが、
「口を開けて指が縦に(第二関節まで)何本入るか」であごこり(あごの筋肉が凝り固まっているか)のセルフチェックができます。2本以下しか入らなかった場合、あごこりの可能性があります。
1回たったの30秒!「あご筋ほぐし」
あごの筋肉(咬筋(こうきん)・側頭筋(そくとうきん))のこりをほぐす、お手軽「あご筋ほぐし」の方法を紹介します。
マッサージとストレッチによって、筋肉の血行が改善し、こりがほぐれます。
また、ずれてしまった関節も、間にある潤滑液が徐々になじむことで、スムーズに動くようになると考えられています。
あごこり(顎関節症)の改善&予防に効果的です。以下の①~③を、順番に1セットとしておこなってください。
1.    咬筋(あごの付け根の筋肉)のマッサージ
・左右のあごの付け根にある筋肉(エラの角から2~3cm斜め前方)を、差し指などを使って、
クルクルと円を描くように8秒間マッサージします。
※軽くかみしめるとあごの付け根の部分で筋肉がふくらむような動きをするところが、咬筋の位置の目安です。
2.    側頭筋(こめかみ付近にある筋肉)のマッサージ
・左右のこめかみにある筋肉を、
人差し指などを使って、クルクルと円を描くように8秒間マッサージします。
※軽くかみしめるとこめかみの部分で筋肉がふくらむような動きをするところが、側頭筋の位置の目安です。
3.    口を大きく開けるストレッチ
・口を開ける運動をします。
上を向くことで、より大きく口が開くようになります。
5秒間あけたら、いったん閉じます。これを3回繰り返します。
おすすめは、①~③を1セット(8秒×1回+8秒×1回+5秒×3回)として、 毎日朝晩の1日2セット行うことです。
どうでしょうか?
気になる方は、ぜひぜひやってみてください。
何かご相談がありましたらお声をおかけください。

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