こんにちは、衛生士の山下です。
まだまだ気の抜けない状況にありますが皆さん元気でお過ごしでしょうか。
必須になったマスクですが、それに伴いたびたび患者さまから
「口が乾く」「以前より口臭が気になるようになった」とのお声を頂くことが増えてきました。
なぜそういった症状が出てしまうのか、それは口が常にポカンとあいている状態、
口呼吸になっている事が原因の一つとして挙げられます
そこで今回は「口呼吸」による影響について
お話させていただきたいと思います。
口呼吸による影響を大きくまとめると
4つの原因が考えられます。
①虫歯や歯周病になりやすく、口臭の原因になる。
口呼吸をすると、お口の中が乾燥してしまい、
唾液がまわらず、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすく
なってしまいます。
②歯並びが悪くなる。
歯の並びは内側からの舌による圧力と外側からの唇や頬の筋肉からの
圧力の均衡が取れる位置に自然に並ぶようになっています。
そのため、慢性的な口呼吸だと外側からの圧力がかからず、
出っ歯や受け口などの原因になってしまいます。
特にお子様の場合は骨格にも影響が出やすいため、注意が必要です。
③風邪やアレルギーになりやすい。
鼻から呼吸する場合、外気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌や
ウイルスなどを排除する機構が備わっているため
風邪を引きにくかったり、ウイルスに感染しにくいという特徴があります。
一方、口には鼻のような外気に対する機能が備わっていないため、
直接細菌やウイルスなどを取り込んでしまうことになります。
では、どうしたら良いのか、対策を以下に挙げてみました。
鼻呼吸を意識する
テレビを観たり、仕事など何かに集中している時は無意識に口呼吸になりがちですので、鼻呼吸を意
識するのが効果的です。
口の潤いを保つ
こまめな水分補給でお口の潤いを保ちましょう。
よく噛む
噛むことで脳に刺激が伝わり、唾液が分泌されます。食事の時はしっかり噛むことを意識しましょう。
ガムを噛むのも効果的です。その際ガムはキシリトール入りのものがおすすめです。
是非お試し頂けると幸いです。暑い日が続きますが乗り切っていきましょう。