口の中は「トイレ室内の埃」より細菌が多い? - スタッフブログ

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2022/08/22
口の中は「トイレ室内の埃」より細菌が多い?

院長の小川です。
今回はお口の中のバイ菌のお話しです。

 歯磨きの目的のひとつは、歯の表面や、歯と歯の隙間、歯と歯ぐきの境目などに付着した歯垢を取り除くこと。
口の中に残ったこの歯垢がむし歯や歯周病、口臭などの原因になることは知っていても、その正体についてはあまり知られていない。 「歯垢とは、むし歯菌や歯周病菌をはじめ700種類以上の細菌を含んだ塊で、
1gあたりの歯垢に1億から1000億個もの細菌が潜んでいると言われます。
トイレ室内の埃1gあたりに含まれる細菌数が10万から100万個(自社調べ)ですから、
歯垢の中の細菌がいかに多いかということがお分かりいただけるかと思います」

細菌といっても、全てが悪さをするわけではないのだが、
「ちゃんと歯磨きしなければ!」と思いを新たにするには十分な数字だろう。
磨くタイミングも大切だ。食後しばらくしてから...という説もあったが、


日本歯科保存学会によると"食後の早い時間内に行う
(ただし、酸性の強い飲食物を取った場合は留意が必要)こと"が推奨されている。
「実験では、物を食べてからわずか1~2分で歯の溶けるレベルまで歯垢が酸性に傾く事を確認しています。
食事やおやつを食べたあとは、歯垢の中の細菌が食べ物をエサにして酸をつくり出すため、
歯垢自体が酸性に傾いてむし歯リスクの高い状態が続きます。
そうならないように、"食べたら磨く"を習慣にしましょう」

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