歯肉退縮とは - スタッフブログ

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2022/10/11
歯肉退縮とは

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院長の小川です。
今回は歯肉に関するお話です。

さまざまな原因により、歯茎の位置が下がることを「歯肉退縮(しにくたいしゅく)」と呼びます。下がった歯茎を自力で戻すことはできず、歯肉の移植などの手術が必要となるため、予防が大切となります。 歯肉退縮の原因やリスク、予防法について解説します。 歯茎が下がる「歯肉退縮」とは? 
(1)歯肉退縮の仕組み 歯肉退縮とは、歯肉のボリュームが減ること、もしくは歯肉の下にある組織がなくなることにより、見た目上歯肉が少なく見え、歯根が露出して見えたり、歯と歯の隙間が目立ったりする状態のものを指します。 

(2)歯肉退縮の原因 明らかな原因は特定しづらいことがありますが、大きくは歯肉へ血流や栄養が不足すること、歯肉の炎症、歯肉へ機械的(物理的)刺激が起きることにより、退縮を起こします。 ①加齢によるもの 加齢により、身体が衰えるように歯肉も衰えます。お口の中を健康に保つことや、全身を健康に保つことで、加齢による歯肉退縮を遅らせることができる可能性はあります。 
②歯周病によるもの 歯周病により炎症が生じ、歯肉や顎(あご)の骨の破壊が生じます。日本人の多くは歯周病であると言われていますので、適切な予防を行うことが重要です。 
③歯磨きの方法 歯磨きは必要ですが、必要以上に強い力でブラッシングをしてしまうと、歯肉に負担がかかって、歯肉の退縮を進めてしまいます。この影響により、20代や30代の若い時期から歯肉退縮が見られる方もいるので、注意が必要です。 
④歯の嚙(か)み合わせの悪さ 本来歯にかかる力が別の方向にかかることで、歯や歯肉への負担がかかります。 その結果、歯肉の退縮につながる可能性があります。 ⑤歯科矯正の影響 矯正で歯を移動し、今まで密に存在していた歯が並ぶことにより、歯と歯の間に密に存在していた歯肉が、歯と歯の間に適切にならびます。その結果、矯正前よりも歯肉が下がったように感じられることがあります。 それ以外にも不適切に歯や歯肉に力がかかることにより、歯肉退縮が起きる場合があります。 ⑥歯ぎしりなどの習慣 強い嚙み締めは、歯や歯周組織に炎症をもたらすことがあります。夜寝ている間に無自覚に歯ぎしりや食いしばりを行っていることもあります。 ⑦喫煙 喫煙による一酸化炭素やニコチンによる影響で歯肉への血流が減少します。その結果必要な酸素や栄養の供給が行われないため、歯肉の退縮につながります。 

(3)歯肉退縮を放置することによるリスク ①歯が抜けやすくなる 歯周病などの影響で歯肉退縮が起きている方は、歯肉退縮が進むと顎の骨も壊れているため、歯が抜けやすくなってしまいます。 ②老けて見える 歯根(しこん)が長く見えて、歯と歯茎のバランスが変わってくることで、老けたと感じる方もいらっしゃるようです。 ③歯がしみる原因になる 歯根部が露出することで、外部から刺激を受けやすくなるので、冷たい刺激によって歯がしみるなど知覚過敏となることがあります。

心当たりがある方は、ご来院頂けませんか。

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