院長の小川です。 今回のテーマは、定期健診のすすめです。 一度虫歯や歯周病になってしまうと、基本的には元には戻りません。削ったり詰め物を入れたりする治療で歯や歯茎に負担をかけることがないよう歯の健康を保つ「予防歯科」の重要性が注目されています。 毎日歯をみがく1歳以上の日本人は95.3%に及びます(※)。毎日歯みがきをしているから虫歯や歯周病の予防はできている、と考えている人は少なくないかもしれません。 ところが、虫歯のある人または虫歯治療の処置を行っている人は25歳以上85歳未満では80%以上、特に35歳以上55歳未満では100%に近いという報告もあります(※)。 (※)「平成28年歯科疾患実態調査」(厚生労働省)による 食後の歯みがきはもちろん欠かせないものですが、それだけでは虫歯や歯周病などの歯の病気を防ぐうえで十分とはいえません。 歯の病気を根本的に予防し、口の中の健康を長く保つためには、次の2つのこともとても大切です。 1 歯科医院で定期健診を受け、自分の歯と口の中の状態を知る 2 自分の生活習慣を見直し、虫歯や歯周病の要因をできるだけ取り除く事が必要です。 歯科医院とは虫歯や歯周病になったら受診して治療するところ、と思いがちですが、近年では歯の病気になる前にカウンセリングやメンテナンスなどを行う「予防歯科」に力を入れる歯科医院が増えています。 小川歯科医院もそうです。 ぜひ、痛くなくても定期的に受診されるようになさってください。