院長の小川です。 今回はオーラルケアのお話です。
ブラッシング後のすすぎは「大さじ1杯程度」の少量の水 "ブクブク!ガラガラ!"、歯磨き後は念入りなすすぎをしている人も少なくない。
たっぷりの水ですすいだ後の口腔内の爽快感は格別だ。 ところが、このすすぎ方も要注意なんです。 「最近のハミガキ(歯磨き粉)の多くはフッ素を含んでいますが、このフッ素には再石灰化といって『初期むし歯』(穴の空いたむし歯になる一歩手前の状態)の修復を助ける働きがあります。 フッ素の効果を十分に発揮させるために、使用量やすすぎ方にも気を配ってほしいんです。 ハミガキ1回の使用量は大人の場合で約1~2cm程度(約1g)が目安です。 すすぎの回数は大さじ1杯程度の少量の水で1回程度がおすすめです。 さらに正しい歯磨き"を意識してほしいんです。 チェックしてほしいのは、 1)意識して磨きたい場所に歯ブラシの毛先をきちんと当てる 2)毛先が広がらない程度(150~200g)の軽い力で磨く 3)歯ブラシを5~10mmを目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ、1箇所20回を目安に磨くこと 『1~2本ずつ、1箇所20回』、細かくていねいに磨くのが最大のコツです。 ご自身の生活パターンによって数本を使い分けてみるのも、口腔内をより清潔に保つための1つの方法です 「例えば、時間のない朝はワイドヘッドの歯ブラシで磨いたり、磨く部位に合わせて、歯ブラシの大きさや毛先の種類を変えるのも良いでしょう。 磨きにくい場所は、小さめの歯ブラシや子供用の歯ブラシでカバーしている方しらっしゃいます。 昨年度の歯ブラシの市場規模は約664億円。オーラルケア意識の高まりにより、今後も歯ブラシの種類は拡充傾向にあるという。この機会に今一度、オーラルケア製品の選び方や使い方を見直してみてはいかがですか。 当医院にもたくさんの種類の歯ブラシがあります。 ぜひぜご相談いただけたら幸いです。