歯が黄色いのはなぜ?よくある原因と対策方法 - スタッフブログ

スタッフブログ

2023/03/13
歯が黄色いのはなぜ?よくある原因と対策方法

tooth_pikapika-300x300.png


院長の小川です。 今回は、お口の中の悩みについてお話します。 歯の色を気にしている人がたくさんいますよね。 白くて綺麗な歯は、誰しもが憧れるものの1つだと思います。 テレビや雑誌に出ている人や、直接会って話している人の口元を見て、歯が黄色かったり、歯が抜け落ちていたり、歯並びがガタガタだったりすると、ついついそこに意識がいってしまった、という経験はありませんか? 歯並び、そして歯が白いなど、口元が綺麗な方はとても良い印象を相手に与えます。 その中でも、歯が黄色いことは悩みとしてとても多く聞かれます。 なぜ歯が黄色くなるのか、そのメカニズムと、対処法について説明します。 歯が黄色くなる理由の多くは、普段食べているものや、その色が歯の表面に付着することです。 歯の表面に付着するのは食べかすで、それを口の中の細菌が栄養源にし、分解されて歯垢(プラーク)となります。 食べかすや歯垢のうちは歯磨きで落とすことができます。 しかし、歯磨きがしにくい場所、つまり前歯の裏側や、一番奥にある歯、歯と歯が隣り合うところでは長時間歯垢が留まってしまい、硬い歯石になります。 これらの食べかす、歯垢、歯石が原因となり、歯が黄色くなります。 次に、食べ物や飲み物の色がそのまま歯の色に影響することがよくあります。 食べ物ではカレー、キムチ、ケチャップ、トマトソース、飲み物では赤ワインやコーヒーなどが、黄色や赤色、茶色の色素が付着しやすいという特徴があります。 この他にも、緑茶、紅茶、ウーロン茶などのお茶類も歯を黄色くさせます。 お茶にはタンニンが含まれており、歯の表面に付着して黄色く見えます。 これらだけでなく、炭酸飲料、スポーツドリンク、柑橘類(クエン酸)は、歯の表面を脱灰させます。 そのため、上記の食べ物と合わせて摂取することで、着色しやすくなってしまうのです。 この他に挙げられるのは、タバコのヤニ(タール)です。 これは歯の表面に茶色の物質として頑固にこびりつきます。 歯が黄色くなる原因には、年齢(加齢)、内服薬の影響もあります。 歯そのものの色は、歯の象牙質が、白く透明感のあるエナメル質を通して、透けて見えることによるものです。 この象牙質の本来の色は真っ白ではなく、少し黄色みがかったクリーム色をしています。 年齢とともにこの象牙質の色が濃く(より黄色く)なるという特徴があり、これが原因の1つになっています。 そしてもう1つは、歯がすり減ってエナメル質が薄くなることによって、象牙質の色が目立ってしまうという、2つの原因があるのです。 内服薬の影響としてよく見られるのが、歯を作る時期に長期間内服した抗生剤による影響です。 これは主にテトラサイクリン系というジャンルの抗生剤を長期間内服した際に見られるものです。 この内服していた期間に一致して、層状に着色した部分が現れます。 食べた物が詰まりやすくなったり、何もしなくても歯が痛くて虫歯を見つけたり、もしくは歯科医院で虫歯を見つけられて、治療を受けたという経験をお持ちの方は多いと思います。 虫歯の治療の基本は削って埋めます。 このうち、レジンという素材で埋めた場合、治療直後は歯と似たような色調をしています。 しかしレジンは着色しやすい素材です。 では、歯が黄色くなった時はどうすればいいのでしょうか。 原因にもよりますが、まずは歯のクリーニングを受けましょう。 これは、たいていの変色は歯の表面に付着した色素によるものだからです。 歯の表面の汚れを除去(クリーニング)するだけでも、かなり見た目の色調が変わります。 次に、レジンに着色している場合は、歯科医院で表面を研磨(みがく)してもらう、もしくは再度レジンで埋め直す、汚れのつきにくい素材に変更するなどがあります。 この表面を研磨してもらうのは、歯科専用の器材でしてもらうことをお勧めします。 市販の「歯が白くなる」とうたっているペンなどは、表面を粗く削ってしまうために、再度汚れがつきやすくなり、結果的に思ったほどの効果が出せないという可能性があります。 歯の変色、特に歯の表面に付着した汚れについては、日々の歯磨きだけではなかなか落とせないものです。 当医院では、歯の着色が除去出来る最強の機器があります。 ぜひ、ご来院下さい。

月別アーカイブ