食いしばり - スタッフブログ

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2024/06/10
食いしばり

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院長の小川です。

今回は、歯の食い縛りについてお話いたします。

食い縛り、または「食いしばり」は、上下の歯を強く噛みしめることを指します。この習慣は、歯や歯茎に大きなダメージを与える可能性があります。
以下に、歯の食いしばりによって引き起こされる症状とその治療法をご紹介します。

症状としましては、

噛むと痛い: 食いしばりによって歯の周りの歯根膜が炎症を起こし、噛むと痛くなります。特に奥歯が痛む場合は、虫歯ではなく食いしばりによる可能性があります。
歯がしみる: 食いしばりによって歯や歯茎にダメージが加わり、歯がしみることがあります。歯の根元や噛む面が削れてきたり、亀裂が入ることでしみが強くなります。
歯が痛い: 食いしばりによって歯に亀裂が入り、神経が死んでしまうことがあります。初期段階ではしみたり、多少噛んでも痛い程度で、その後強い痛みが出ることがあります。
歯のセラミックが割れる: 食いしばりによって歯に強い力がかかると、歯のセラミックの詰め物やかぶせものが割れることがあります。
顎が痛い: 食いしばりによって顎関節症になり、顎が痛くなることがあります。
顔が大きくなる: 食いしばりによって使われる筋肉が発達し、顔が大きく見えることがあります。

治療法としては、以下の方法があります。
現在では、この方法が一番効果があるとされている自己暗示療法です。 意識的に歯と歯を合わせないようにすることで、食いしばりを減らすことができます。

ストレスの発散: 食いしばりはストレスによって引き起こされることがあります。ストレスを軽減することで改善できます。

対処療法として、マウスピース (ナイトガード)を使ってもらうことです。無意識の食いしばりに対して使用されるマウスピースで、歯や歯茎へのダメージを軽減します。

いかがでしょうか?

一般的には歯ぎしりと言われて、夜寝ている時にする事が多いと思われています。
しかし、昼間、無意識でしている食い縛りの方が厄介な事が多いんです。
皆様も歯科医院に受診されたおりに確かめてもらって頂けませんか。

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