院長の小川です。 今回は、歯周病の予防で、噛み方や食事の取り方についてご説明します。 歯周病を予防するには、歯磨きや定期検診だけでなく、「噛み方」と「食事の栄養」もとても重要です。ここを整えるだけで、歯ぐきの健康がぐっと安定します。 噛み方で気をつけたいポイント 1. よく噛む(目安:1口30回) - 唾液がしっかり出る - 唾液の抗菌作用で歯周病菌が増えにくくなる - 食べ物が細かくなり、歯ぐきへの負担が減る 「よく噛む」は地味ですが、歯周病予防ではかなり強力です。 2. 左右バランスよく噛む 片側だけで噛むクセがあると、反対側の歯ぐきが弱りやすくなります。 左右均等に噛むことで、歯ぐき全体の血流が良くなり、炎症が起きにくくなります。 3. 前歯も奥歯も使う 柔らかいものばかりだと奥歯を使わなくなり、歯ぐきが衰えます。 適度に噛み応えのある食材を取り入れると、歯ぐきの筋肉(歯根膜)が刺激されて強くなります。 食事の栄養で意識したいポイント 1. 歯ぐきの修復を助ける栄養 | 栄養素 | 効果 | 食材例 | | ビタミンC | 歯ぐきのコラーゲンを作る | 柑橘類、キウイ、ブロッコリー、パプリカ | | タンパク質 | 歯ぐきの細胞の材料 | 肉、魚、卵、大豆製品 | | ビタミンA | 粘膜を強くする | にんじん、ほうれん草、レバー | | 亜鉛 | 免疫力を支える | 牡蠣、牛肉、ナッツ | 2. 唾液を増やす食材 - するめ、ナッツ、根菜など噛み応えのあるもの - 梅干し、レモンなど酸味のあるもの(食べすぎは注意) 唾液は天然の「歯周病予防液」なので、増やす工夫はとても効果的です。 3. 歯周病を悪化させやすいものを控える - 砂糖の多いお菓子・ジュース - 柔らかいものばかりの食生活 - アルコールの飲みすぎ(口が乾く) 完全に禁止する必要はありませんが、頻度を抑えるだけでも歯ぐきの状態が変わります。 今日からできる簡単な習慣として 食事の最初に「噛み応えのあるもの」を一口食べる 1口30回を意識してみる 毎食、ビタミンCかタンパク質を必ず入れる 水分をこまめにとって口の乾燥を防ぐ 噛み方と食事は、歯周病予防の"土台"になります。 色々と相談して頂けますか。