院長の小川です。 6/4は、語呂でむしばなので毎年この時期はお口のニュースが多いですね。 今は、虫歯よりも歯周病の罹患率が多いので、このテーマです。 歯周病を防ぐための習慣は、実は「特別なこと」よりも 毎日の積み重ね+定期的なプロケア が決め手になります。 ただ、やるべきことを正しく理解して実践できている人は意外と少ないので、ここで一度しっかり整理しておきますね。 歯周病を防ぐための具体的な習慣 1. 正しいブラッシング(1日2回・1回3〜5分) 歯周病予防の中心は、歯と歯ぐきの境目のプラーク除去です。 - 歯ブラシは 45度 に当てて小刻みに動かす - 強く磨かず、軽い力で - 歯と歯ぐきの境目を重点的に - 奥歯の裏側・前歯の裏側は特に磨き残しが多い ポイント 「ゴシゴシ」ではなく「細かく揺らす」イメージが大事です。 2. フロス・歯間ブラシを毎日使う 歯ブラシだけでは 約60%しか汚れが取れない と言われています。 歯周病菌は歯間に溜まりやすいので、ここを放置すると確実に進行します。 - 歯と歯の隙間が狭い → デンタルフロス - 隙間が広い → 歯間ブラシ(サイズ選びが重要) 毎日使うだけで歯周病リスクが大幅に下がります。 3. 舌清掃(1日1回) 舌の表面には細菌が多く、口臭や歯周病の原因になります。 - 専用の舌ブラシを使用 - 奥から手前に軽くなでる - やりすぎは逆効果なので1日1回で十分 4. フッ素入り歯磨き粉を使う フッ素は虫歯予防のイメージが強いですが、 歯ぐきの炎症を抑える効果 もあります。 - 濃度1450ppmのものが推奨 - 磨いた後は軽く1回だけうがい(フッ素を残すため) 5. 生活習慣の改善 歯周病は生活習慣病の一種でもあります。 - 喫煙は最大のリスク因子(血流が悪くなり歯ぐきが弱る) - 野菜・タンパク質をしっかり摂る - ストレスを溜めない(免疫力低下で悪化) - よく噛んで食べる(唾液が増え、細菌が減る) 特に喫煙は歯周病の進行スピードを2〜6倍にすると言われています。 6. 定期的な歯科検診(3〜6ヶ月に1回) どれだけセルフケアを頑張っても、 歯石だけは自分では絶対に取れません。 - 歯石除去(スケーリング) - 歯周ポケットのチェック - ブラッシング指導 - 早期発見・早期治療 これらは歯周病予防に不可欠です。 7. マウスウォッシュは補助的に マウスウォッシュは「気持ちいい」だけで、 歯周病予防の主役にはなりません。 - ブラッシング+フロスができている前提で使う - アルコール入りは刺激が強い場合があるので注意 今日からできる最短ルーティン 忙しい人でも続けやすい形にまとめるとこうなります。 朝: - 歯磨き(3分) - 舌清掃(10秒) 夜: - フロス or 歯間ブラシ - 歯磨き(5分) - 軽く1回だけうがい これだけで歯周病リスクは劇的に下がります。 宜しくお願い致します。